日本の中の朝鮮をゆく 九州編―光は朝鮮半島から

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000610094
  • NDC分類 210.18
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「日本の古代文化はみんな私たちが作ってあげたと思っていたけど、来てみたらそうではないですね」--九州を訪れた韓国の高校生のこの言葉に応えるべく書かれた九州歴史紀行。吉野ヶ里、有田、美山、南郷村(宮崎)など朝鮮ゆかりの地10か所を訪ね歩き、双方向的視角で、朝鮮半島と日本の関係を考える。(解説=李成市)

内容説明

「日本の古代文化はみんな私たちが作ってあげたと思っていたけど、来てみたらそうではないですね」―これは修学旅行で九州を訪れた韓国・釜山の高校生が語った感想だが、これを聞いた著者がこの言葉に応えるべく書き下ろした九州歴史紀行。佐賀県の吉野ヶ里遺跡をはじめ、豊臣秀吉の朝鮮侵略の出発地として知られる名護屋、唐津・有田・伊万里・美山など陶磁器の産地、百済由来の師走祭で有名な南郷村(宮崎)など朝鮮ゆかりの地10か所を訪ね歩き、朝鮮半島と日本の関係を考える。

目次

第1部 北部九州(吉野ヶ里―光は朝鮮半島から;肥前名護屋城と玄海灘―玄海灘の海は傷みの歴史を秘して;唐津―日本の関門に残っている朝鮮文化の痕跡;有田―陶磁の神、朝鮮陶工李参平;有田・伊万里―秘窯の村には陶工無縁塔が;武雄・太宰府―その時そんなことがあったのか)
第2部 南部九州(鹿児島―桜島の火山灰はいまも飛んでいる;美山の薩摩焼―故郷難忘;宮崎南郷村―そこにそれがあるので私は行く)

著者等紹介

兪弘濬[ユホンジュン]
1949年ソウル生まれ。成均館大学大学院博士課程修了(東洋哲学科芸術哲学専攻)。美術評論家としてデビュー。民族美術協議会共同代表。第1回光州ビエンナーレコミッショナーなどを歴任。盧武鉉政権の時の文化財庁長官。現在、明知大学校美術史学科教授

橋本繁[ハシモトシゲル]
1975年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。朝鮮古代史専攻。現在、早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2020/03/29

AR読書記録

1
朝鮮半島と九州は、近さ、交流の具合からいって、九州にほとんど行ったことのない私には想像のついていない、文化的な共通点などがあるのではないか、そういうことが書いてある、わかる本なのではないかと手に取った。が、そうだなぁ。けっこう韓国と日本との違いをじっくり感じる経験になったかなぁ。歴史認識の差って、そこからですか、ってくらい深かったし、日本の学術研究すらそんな信用できないと思われてるもんなんかと思ったり。民族意識の差、とか。うーむ。2015/05/08

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