第一次世界大戦開戦原因の再検討―国際分業と民衆心理

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第一次世界大戦開戦原因の再検討―国際分業と民衆心理

  • 小野塚 知二【編】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 岩波書店(2014/12発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000610070
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0022

出版社内容情報



小野塚 知二[オノヅカ トモジ]
編集

内容説明

その後の世界のあり方を決定的に変えたといわれる第一次世界大戦の開戦から一〇〇年が経つ。現在のグローバリゼーションにも比べられるような経済的国際分業体制が構築されていた当時、なぜ世界を二分する戦争が勃発したのか。帝国主義論などのさまざまな通説を再検証するとともに、現在的観点から開戦原因について考察する。

目次

第一次世界大戦開戦原因の謎―通説の問題点と現代的意義
第1部 外交・植民地・経済政策(ヨーロッパ諸大国の対外膨張と国内問題;開戦原因論と植民地獲得競争;経済的相互依存関係の深化とヨーロッパ社会の変容)
第2部 民衆心理とさまざまな思想(平和主義の限界―国際協調の試みと「祖国の防衛」;国際分業論の陥穽―自由貿易と国際的相互依存;民衆感情と戦争―イギリスにおける「戦争熱」再考)
戦争を招きよせた力―民衆心理と政治の罠

著者等紹介

小野塚知二[オノズカトモジ]
1957年生。東京大学大学院経済学研究科教授。西洋社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんころもち

9
書き手が大戦を専門とする近代史の学者ではなく、経済史などを専門とする多様な学者であることがこの本の出色であろう。そのため、この本によって描かれる時代は、帝国主義外交の盛衰、グローバル経済の発展、平和主義運動の台頭、ナショナリズムの過熱化と様々である。開戦理由をああでもない、こうでもないと逡巡する点がある意味魅力である。 外交努力はなされ、経済的に戦争は損であるという考え方も流通していたのに戦争は起きてしまった。この本から得られる教訓は、「戦争なんて起こらないと油断してはならない」ということだと思われる。 2015/02/27

coolflat

6
サラエヴォ事件に始まるオーストリア対セルビアが、なぜ欧州全体のみならず、世界大戦にまで発展したのか。本書ではその第一次世界大戦の開戦原因は何であったのかを考察している。教科書にあるような今まで通説であった3B対3C論やロシアはスラブの盟主としてセルビアを見捨てない論などを悉く排している。当時、欧州諸国は非常に緊密な経済の相互依存関係を構築していただけでなく、更に社会主義の理論的枠組みを基盤とした平和主義を唱える勢力も各国に存在していた。各国の政治指導者にとって、戦争をあえてやる状況ではなかったのである。2015/04/20

Hiroki Nishizumi

5
本書指摘の通り教科書の記述は矛盾している。戦争原因について場の空気も含め考察している。書かれてある世相が今とダブる恐れはないのだろうか。2017/12/15

はまゆう

3
3年前に買ったきり読んでなくて今頃読了。 第一次世界大戦開戦の「原因」について触れた本。 国際分業と民主心理そして政治の駆け引きが、いかにして 戦争につながったかについて色々と説明している本でした。 教科書の戦争原因から結果そして責任に関する内容がいかに安直に断片的にかかれているかがわかります。 2021/11/16

tkokon

3
【混ぜるな危険】第一次世界大戦が起こったのは「帝国主義の衝突」 では説明しきれない事象が多く、一般的な通説は妥当ではない。第一次大戦前にも欧州各国は経済的に深く結びついており、外交面でも小さな衝突が決定的対立にならない努力がされていた。しかし、国際分業による民衆の苦しみがナショナリズム・愛国心につながりが戦争熱へ転化すると、保身を考える政治家は心情的に反対でも、戦争回避の行動を取れない。感情に任せた集団心理とリーダー保身を混ぜると誰もが望まない戦争が起こるのだ。現代日本の構図にも驚くほど似ている。2016/01/22

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