出版社内容情報
我々が日常的に見たり触ったりする物質は連続体であるように見えて実は原子、分子といった離散的な構造から成り立っている。離散幾何解析はこうした構造を対象とする新しい数学である。本書では、連続な幾何概念とつながることを意識しながら解説。著者の結晶格子の研究や物質科学につながる研究も紹介する。
内容説明
我々が日常的に見たり触ったりする物質は連続体であるように見えて実は原子、分子といった離散的な構造から成り立っている。離散幾何解析はこうした構造を対象とする新しい数学である。本書では、連続な幾何概念とつながることを意識しながら解説。著者の結晶格子の研究や物質科学につながる研究も紹介する。
目次
第1部 準備(概要;有限グラフと調和写像;確率論の基礎)
第2部 結晶格子上の幾何解析(結晶格子とその標準的実現;結晶格子のランダム・ウォーク;大偏差原理と結晶格子の収束)
第3部 磁場の離散化(磁場の下でのランダム・ウォーク)
第4部 離散曲面論(離散曲面の幾何)
著者等紹介
小谷元子[コタニモトコ]
1983年学士(東京大学理学部)、1990年理学博士(東京都立大学大学院理学研究科)。現在:東北大学大学院理学研究科教授/東北大学材料科学高等研究所主任研究者・教授。専門:微分幾何学、離散幾何解析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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