内容説明
全6巻で中学・高校の全範囲をあつかいながら、大学数学の入り口まで独習できるように構成。深く豊かな内容を、自由にのびのびと、一貫した流れで解説する。第5巻は前巻にひきつづき微積分法の計算と理論の初歩を解説するが、学校の教科書には見られない豊富な内容をあつかう。最後に行列と行列式に入る。定評あるロングセラーの新装版。
目次
第18章 曲線の性質、最大・最小―微分法の応用(平均値の定理;関数の増減の判定およびその応用;曲線の凹凸、曲線をえがくこと;媒介変数で表される曲線;関数の近似、テイラーの定理)
第19章 細分による加法―積分法(定積分の定義;不定積分の計算;定積分の性質と計算)
第20章 面積、体積、長さ―積分法の応用(面積;体積;曲線の長さ;簡単な微分方程式)
第21章 もうひとつの数学の基盤―行列と行列式(行列とその演算;行列式;連立1次方程式と行列式;行列式と面積・体積)
著者等紹介
松坂和夫[マツザカカズオ]
1927‐2012年。1950年東京大学理学部数学科卒業。武蔵大学助教授、津田塾大学助教授、一橋大学教授、東洋英和女学院大学教授などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sheemer
15
参考書本なので転読気味に目を通した。本章は微分・積分・行列が主なテーマである。2025/03/10
しんすけ
9
対象範囲は解析学と線形代数の初歩。 例のごとく細か過ぎるくらいの証明が記述されているが、システム設計で用いることが多い分野なので前巻までに比して今回はかなり読みやすく感じることができた。本当に寝転がって読んでいた時間のほうが長かった。 最近では合成関数や部分積分については、その理論的裏付けを考えなくなってしまっている。だが改めて本書による証明を読んでいると今更ながら新鮮な気分を味合うのも不思議なものである。2019/10/09
あゆたろう
0
数年前に読んだが、また読んだ。数学はしばらく勉強していないと忘れる。自分は、大学数学の先に進みたいが、いつまでも、高校数学から抜け出せない。2022/09/01
H.Yamaguchi
0
長かった…実に3ヶ月の長旅だった。直感と厳密性のバランスを上手にとると高校数学でもここまで面白くなるものなのか。数IIIまでの内容が知りたかったので行列と6巻は未読。マセマが終わったらこちらも読みたい。2021/03/03