内容説明
全6巻で中学・高校の全範囲をあつかいながら、大学数学の入り口まで独習できるように構成。深く豊かな内容を、自由にのびのびと、一貫した流れで解説する。第4巻は数列、級数の諸性質など中等数学の足がためをしたのち、順列と組合せ、確率の初歩、微分法へと進み、数学のおもしろさが出てくる。定評あるロングセラーの新装版。
目次
第14章 無限の世界への一歩―数列の極限、無限級数(数列の収束・発散;極限の計算;無限級数)
第15章 “場合の数”をかぞえる―順列・組合せ(順列;組合せ;二項定理)
第16章 確からしさをみる―確率(確率とその基本性質;条件つき確率と確率の乗法定理)
第17章 関数の変化をとらえる―関数の極限と微分法(関数の極限;関数の連続性;導関数とその計算;いろいろな微分法;いろいろな関数の導関数)
著者等紹介
松坂和夫[マツザカカズオ]
1927‐2012年。1950年東京大学理学部数学科卒業。武蔵大学助教授、津田塾大学助教授、一橋大学教授、東洋英和女学院大学教授などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんすけ
11
対象は下記4点。 ①数列、②順列・組合せ、③確率、④関数の極限と微分法 ④は現代のシステム解析においては色あせてきているが、これを抜きにして語れる科学はひとつとしてない。 残念なことに大半の技術屋は、公式を記憶しているだけで背景にあるものまで考慮することは無い。しかしそれでは機械的な作業に終始するだけに終わる。 本書はそう云った技術屋の態度を侮蔑するかのように、背景にあるものを克明に追い公式を導き出す過程を丁寧に追う。この面白さは何事にも代えがたい。 さらに②③は量子力学の基礎となるものだ。2019/11/15
あゆたろう
0
数年前に読んだが、また読んだ。数学はしばらく勉強していないと忘れる。自分は、大学数学の先に進みたいが、いつまでも、高校数学から抜け出せない。2022/09/01