内容説明
全6巻で中学・高校の全範囲をあつかいながら、大学数学の入り口まで独習できるように構成。深く豊かな内容を、自由にのびのびと、一貫した流れで解説する。第3巻はベクトル、複素数を学んでから、空間図形の性質、放物線・だ円などの2次式で表される図形へと進み、数列に入る。定評あるロングセラーの新装版。
目次
第9章 図形と代数の交錯する世界―平面上のベクトル(ベクトルとその演算;ベクトルの応用)
第10章 新しい数とその表示―複素数と複素平面(複素平面;複素数と平面幾何学)
第11章 立体的な広がりの中の図形―空間図形(空間における点・直線・平面、空間の座標;空間のベクトル;直線・平面・球の方程式)
第12章 放物線・だ円・双曲線―2次曲線(放物線・だ円・双曲線;2次曲線と直線;2次曲線の平衡移動と回転)
第13章 “離散的”な世界―数列(数列とその和;数学的帰納法と数列)
著者等紹介
松坂和夫[マツザカカズオ]
1927‐2012年。1950年東京大学理学部数学科卒業。武蔵大学助教授、津田塾大学助教授、一橋大学教授、東洋英和女学院大学教授などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
8
ベクトル、複素数、数列、そして数学的帰納法。 数学に獲りつかれた人間を惹きつけて止まないテーマが満載である。 そのほとんどは理解できても社会に役立つとは到底思えないが、理論の礎であることは疑いを入れることはできない。 たとえば複素数は当初は数の拡張結果として考え出された遊戯だった時代もある。しかし電子工学や量子力学では複素数を媒介変数としなければ論証はできない。 このように考えるという遊びは決して無視できない。だから人間をホモルーデンスと称するは的を得た表現なのである。2019/09/21
メイン・フィクション
2
再読(復習)。2024/02/16
あゆたろう
0
数年前に読んだが、また読んだ。数学はしばらく勉強していないと忘れる。自分は、大学数学の先に進みたいが、いつまでも、高校数学から抜け出せない。2022/09/01