出版社内容情報
関数やその微分・積分を有限個のデータを用いて近似する方法は、数値計算法の基盤として重要である。この際、与えられた関数に対して変数変換を行い、性質の良い関数にしてから近似を行う「変数変換型数値計算法」は、一定の条件下で高い性能を発揮する。数値積分公式や関数近似公式を例に、手法の理論、応用、発展を詳述。
内容説明
関数やその微分・積分を有限個のデータを用いて近似する方法は、数値計算法の基盤として重要である。この際、与えられた関数に対して変数変換を行い、性質の良い関数にしてから近似を行う「変数変換型数値計算法」は、一定の条件下で高い性能を発揮する。数値積分公式や関数近似公式を例に、手法の理論、応用、発展を詳述。
目次
1 変数変換型数値計算法概観
2 数学的準備
3 複合台形則に基づく変数変換型数値積分公式
4 Sinc関数近似に基づく変数変換型関数近似公式
5 Sinc関数近似に基づく導関数と不定積分の近似
6 微分方程式への応用
7 積分方程式への応用
8 積分変換の計算
9 最適化による変数変換の設計
10 最適化による高精度公式の設計
付録A DE公式に関する議論
著者等紹介
田中健一郎[タナカケンイチロウ]
1979年生まれ。現在、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻准教授。専攻は数値解析
岡山友昭[オカヤマトモアキ]
1982年生まれ。現在、広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻准教授。専攻は数値解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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