出版社内容情報
稲濱 譲[イナハマ ユズル]
著・文・その他
内容説明
伊藤流の確率微分方程式論をまったく別の角度から見る「ラフパス理論」は、性質の悪い連続なパスに沿った線積分を、確率論を使わずに定式化することを可能にする。理論の基礎的理解を目指し、ラフパスで駆動される常微分方程式など非測度論的な部分に焦点を当て解説。Brownラフパス理論に関する一連の確率論的な結果についても触れる。
目次
0 ラフパス理論とは何か
1 Young積分
2 ラフパス
3 Lyons流のラフパス積分
4 Lyons流のラフ微分方程式
5 被制御パスの理論
6 Brown運動の持ち上げ
7 付録
8 あとがきに代えて―書かなかった事項
著者等紹介
稲濱譲[イナハマユズル]
1972年生まれ。2001年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。現在九州大学数理学研究院教授。専攻、確率論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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