内容説明
代数は数学を学ぶ入り口である。中学で学んだことを復習・整理したうえで、高校数学の基礎を学び、さらに初等整数論の話題から現代的な代数の諸概念の一端に読者を案内する。例題や練習問題を豊富に盛り込み、丁寧に基礎の基礎から解説。文字を拡大してA5判に大型化、数学の確かな基礎力をつける定番テキストの新装版。
目次
第1章 実数
第2章 整式の計算
第3章 因数分解と分数式
第4章 1次方程式、2次方程式
第5章 連立方程式と高次方程式
第6章 1次関数、2次関数
第7章 不等式
第8章 分数関数、無理関数
第9章 式と証明
第10章 素因数分解をめぐって、3次方程式・4次方程式の解法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yshigeru
0
コンピュータ・サイエンスをある程度深いところまでやろうとすると、どうしても数学の壁に突き当たる。ところが、学校を卒業して長いこと数学との接触を絶っていると、初歩的なところからして忘却の彼方。本書は中学〜高校までの代数の初歩を一気に復習してしまおうというもので、中高生の頃に暗記させられた懐かしい公式がたくさん出てくる。本書は単に公式を並べるだけではなく、数学の概念の意味についてわかりやすく解説してある。自分が中高生の頃は単に公式丸暗記でテストを乗り切っていたな、と少し反省させられた。2019/06/02