出版社内容情報
物理の視点から生命や生物を理解しようという研究はますます注目されている。本書は、構造と機能、エネルギー・情報転換系、非周期秩序系としての生体、情報と論理、という四つの角度から総説したものである。前半は生物物理の基礎知識、後半は現在ではシステムバイオロジーに連なる研究の基礎知識を与える貴重な論考である。
内容説明
物理の視点から生命や生物を理解しようという研究はますます注目されている。本書は、構造と機能、エネルギー・情報転換系、非周期秩序系としての生体、情報と論理、という四つの角度からのアプローチを総説したものである。前半は生物物理の基礎知識を、後半は現在ではシステムバイオロジーに連なる研究の基礎を与える貴重な論考である。
目次
第1部 構造と機能(生命の基本的な型;遺伝と生理;高次構造形成;調節;運動;感応;行動)
第2部 エネルギー・情報転換系(熱力学から見た生命現象;秩序とネゲントロピー;ネゲントロピーと情報量;生物集団の力学;食物連鎖網とエネルギー)
第3部 非周期秩序系としての生体(生体高分子の非周期構造と秩序構造;ヘリックス‐コイル転移;生体の機能と転移現象;非周期系としての神経回路網)
第4部 情報と論理(物理・論理・オートマトン;有限オートマトンの理論;セル構造オートマトン;発生・生長のオートマトンモデル)