出版社内容情報
湯川の手になる前期量子論から量子力学の成立にいたる過程の解説を経て,以下,実験事実と理論的要請から波動力学を導き,量子力学の基本構成を解説する.さらに摂動論や相対論との関係を議論する.そして多体系への適用から場の理論へと進む.随所に独創的な視点からの記述が施され,今日においても示唆に富む教科書となっている.
内容説明
湯川の手になる前期量子論から量子力学の成立にいたる過程の解説を経て、以下、実験事実と理論的要請から波動力学を導き、量子力学の基本構成を解説する。さらに摂動論や相対論との関係を議論する。そして多体系への適用から場の理論へと進む。随所に独創的な視点からの記述が施され、今日においても示唆に富む教科書となっている。
目次
1 歴史的序論(古典物理学から量子力学へ)
2 量子力学の構成(波動力学の導入;量子力学の形成;量子力学の基礎体系)
3 量子力学の展開(典型的な状態の構造;近似法;量子力学と相対論;力学系の対称性)
4 多粒子系と場(多粒子系の量子力学;場の量子論;拘束のある系に対する正準理論)
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- 和書
- 京都大文字五山送り火