岩波科学ライブラリー<br> ファージ・ハンター―病原菌を溶かすウイルスを探せ!

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岩波科学ライブラリー
ファージ・ハンター―病原菌を溶かすウイルスを探せ!

  • 山内 一也【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 118p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297295
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C0347

出版社内容情報

長い進化を共にしてきた細菌とそのウイルス(通称ファージ)は膨大に存在している。薬剤耐性菌による感染症の死者がガン死者を上回る将来予想が示される中、忘れられていたファージ療法が復活する。分子生物学を誕生させ、医薬品開発の基盤技術ともなっているファージの探究史を、その発見から今日までドラマチックに描きだす。

内容説明

細菌のウイルスであるバクテリオファージ(通称ファージ)は特定の細菌に感染して増殖し、その細菌を溶かす。この力を利用したファージ療法は1920年代から始まり世界的に用いられたが、ペニシリンなどの抗菌薬の時代が到来し、東欧諸国の一部を除いて忘れられていた。しかし、薬剤耐性菌による死者がガン死者を上回る将来予想が示されるなど、問題が深刻化する中で、ファージ療法に再び光が当たりつつある。ファージ探究の驚くべき歴史を、その発見から今日までドラマチックに描きだす。

目次

プロローグ―ファージ療法で奇跡的に回復したトム・パターソン
1 細菌の溶解現象―ハンキンとトゥオートの観察
2 独学の細菌学者フェリックス・デレーユ―成功までの道のり
3 スターリン政権のもとで進展したファージ療法
4 ファージ療法の衰退
5 ファージの研究から生まれた分子生物学
6 原始的な生命体としてのファージと細菌の共生
7 ファージ療法の復活
エピローグ

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、現在、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、リエージュ大学(ベルギー)名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ときわ

5
ファージの名前は随分前に知っていたが微生物の一つだと思っていた。細菌に寄生?するウイルスでものすごくたくさんの種類があるんだって、へ~!しかも百何十年も前から研究されているってちっとも知らなかった。病気の治療に仕えるかもと分かり始めた時にペニシリンとかの抗菌薬が開発され、治療薬としての研究はとん挫した形。その後ソ連など東側で研究が続けられたのも冷戦時代の西側で研究が進まなかった理由かなあ(そうは書いてなかったけど私の想像)。現在は抗菌薬耐性菌出現のためまた研究と治験が始まった。2025/02/20

とりもり

1
ファージが注目されて忘れ去られ、そしてまた注目されつつあるという一連の流れをコンパクトに解説。耐性菌の出現で従来の治療法に行き詰まり感が強くなる中、新たな治療法として注目を集めていることには否が応でも期待せざるを得ない。とは言え、ウィルスも生き残るのに必死だから、今度はファージに耐性を持つようになるのでは?という気がしなくもない。最初のガンジス川の水にはコレラ菌を殺す力があるという話が衝撃的すぎて、後の内容がおまけに思えるほど。もう少し図表が多いと良かったかな。★★★☆☆2025/04/17

y

1
奥付の著者の生年をみて古い著作の再版的な感じかと思ってましたが、現在進行形の内容もあり、すごいなぁと思いました。 ファージ療法ってこんな昔からあるのかということ、かなり有効な治療法であること、様々な重要な発見にも寄与してきたのに驚きました。2025/03/07

AMOROS

1
【図書館本】面白かった。古細菌って。2025/03/06

パパ

1
細菌を殺すウィルスであるバクテリオファージは、同じ用途の抗菌薬の隆盛により研究が進まなくなった。薬剤耐性菌が問題になり、21世紀に入って再び研究が進められた。 著者は90歳を過ぎた研究者であり、研究の栄枯盛衰を肌で感じてきたのだろう。実感が伴った研究史が語られている。2025/02/23

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