出版社内容情報
水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる――〈流れ〉が生成AIの核心となるアイデアだ。高次元空間とはどんな世界なのか、拡散モデルなどの流れの数理はどのように生成AIを実現したのか。AI実装で先端を行く著者が、数式ではなく言葉で、重要な概念の意味を伝える画期的入門書!
内容説明
驚くべき進展をみせている生成AIの核心を“流れ”の概念で解き明かす。水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる―“流れ”が生成AIの核心となるアイデアだ。ノーベル賞の対象となったAIの源流となるモデルから、拡散モデルなどの“流れ”をつかった最新の生成AIまでを、AI実装で先端を行く著者が解説。高次元空間とはどんな世界なのかから説き起こし、数式をつかわずに言葉で、重要な概念の意味を伝える画期的入門書!
目次
1 生成AIを作る(生成AIとは;指示や条件に従って生成させる ほか)
2 生成AIの歴史(記憶のしくみ;イジングモデルからホップフィールドネットワークへ ほか)
3 流れをつかった生成(流れとは;連続の式―物質は急に消えたりワープしない ほか)
4 拡散モデルとフローマッチング(拡散モデルの発見;一般の拡散現象 ほか)
5 流れをつかった技術の今後(汎化をめぐる謎の解明;対称性を考慮した生成 ほか)
付録 機械学習のキーワード
著者等紹介
岡野原大輔[オカノハラダイスケ]
1982年生まれ。2010年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。2006年Preferred Infrastructureを共同で創業、2014年Preferred Networks(PFN)を共同で設立。現在、PFN代表取締役最高研究責任者、Preferred Computational ChemistryおよびPreferred Elements代表取締役社長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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