岩波科学ライブラリー<br> 生命はゲルでできている

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岩波科学ライブラリー
生命はゲルでできている

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  • サイズ B6判/ページ数 134p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297257
  • NDC分類 431.83
  • Cコード C0343

出版社内容情報

コンニャク、ゼリー、豆腐など、水を含んでブヨブヨ、プルプルしているのはみんなゲル。固体と液体の性質をあわせもつこの物質で私たちのカラダの大部分はできている。高分子がつくるネットワークに水を大量にたくわえ、生命活動に不可欠なしなやかさを備えるばかりか、物質・エネルギーの輸送も担う、驚異のしくみを見てみよう。

内容説明

コンニャク、ゼリーなど、水を含んでブヨブヨ、プルプルしているのはみんなゲル。固体と液体の性質をあわせもつこの物質で私たちのカラダの大部分はできている。衝撃を受けても身を守れるのはそのおかげだ。高分子がつくるネットワークに水を大量にたくわえ、生命活動に不可欠なしなやかさを備えるばかりか、物質・エネルギーの輸送も担う、驚異のしくみを見てみよう。

目次

1 世界はゲルに満ちている
2 ゲルをつくる
3 ゲルが示す不思議なふるまい
4 ゲルは環境に応答する
5 命を支える賢いゲル
6 ゲルは理想のバイオインターフェース
7 ゲルがつくる未来技術
終章 生命活動の舞台を理解する

著者等紹介

長田義仁[オサダヨシヒト]
1943年東京生まれ。1966年早稲田大学理工学部卒業。1971年モスクワ大学大学院博士課程修了、Ph.D.茨城大学助教授、教授を経て1992年より北海道大学理学部(のち改組により大学院理学研究科)教授。同大学の理学部長・理学研究科長、副学長、2007年理化学研究所特任顧問を経て、2008年より同研究所・基幹研究所副所長。現在は理化学研究所客員主管研究員。北海道大学名誉教授。一貫して高分子ゲルの研究に取り組み、ゲルの摩擦、高強度ゲルの創製、ゲルの運動システムの開発などに従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

39
新刊コーナーより。血行やら体温の高さやら脱力だわ色々健康系の本を読んでいて思ってきた、結局水分の循環が滞らないようにするってことか?が、具体的に示されている一冊でした。生物の多くは流動的な粘弾性をもつ個体だ。そしてそこには水の性質が大きく影響している。第3章の「水とクラスター」についての考察はすごく面白かった。ゲル化と不凍化の説明を読みながら、氷河期などの気候変動が生物の組織に与えた影響を思った。…そういえば去年がん細胞をゲル化させアポトーシスさせる研究を読んだ気がする。ゲル、もっともっと知りたい。2024/04/21

takao

5
とてもわかりやすい。ゲル科学は誕生から40年余とのこと。どうりで知らないことが多く書いてある。ゲルは振動している高分子ネットワークと溶媒からなる2成分系の物質。時空間のスケールによって液体や固体としてふるまう。自己組織化という能力が生命体が持つ機能と共通する属性。 2024/05/08

茶幸才斎

2
ゲル、それはゼリーみたいなプルンプルンした構造物。網の目状の高分子繊維とその内部に囚われた溶液からなる、液体の粘性と固体の弾性を示す不思議な物体。本書は、ゲルの化学的・物理的性質や驚異の保水力について述べ、生物が持つゲル構造として細胞外マトリックス、腱や軟骨、筋肉や皮膚の粘弾性特性について解説している。筆者は、生命活動とはゲル状構造体が発露する複雑多様な粘弾性運動の総体、という新たなイメージを提供する。その見方は間違ってないと思う。生物が示す柔軟さも、強靭さも、美しさも、そして気色悪さと汚らしさも含めて。2024/11/15

たかぴ

2
細胞がゲル状の特性である弾粘性を持っている事と水の不思議さが段々わかってくる。力の数式やら化学物質の反応の話はついていけずに殆ど飛ばし読みになりました。2024/04/23

y

1
馴染みのない用語が多くて、岩波科学ライブラリーとしてはとても難しかったです。 でも、あとがきを読んで納得しました。 ゲルの研究がわりと新しいものだというのも驚きでしたが、二元論にとらわれない日本がリードしているのも納得でした。2024/08/06

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