出版社内容情報
魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!? 生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる――。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。
内容説明
魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!?生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる―。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。
目次
1 DNAはただよう(生物の遺伝を担うDNAとRNA;生きものはDNAを「出して」いる ほか)
2 「環境DNA」の発見(微生物をごっそり分析;PCR法による遺伝子の増幅 ほか)
3 いるかいないか、どれだけいるか(環境DNA分析ことはじめ;特定の種がいるか、いないか ほか)
4 川ごと、国ごと、時空も超えて(「そこにいるもの全部」を調べる;驚異のMiFish ほか)
5 ただようDNA、未来へ(繁殖はいつ、どこで?;環境DNAの「新鮮さ」を測る ほか)
著者等紹介
源利文[ミナモトトシフミ]
1973年東京都国分寺市生まれ。2003年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。学生時代は魚類の視覚生理生態学を専門とし、その後、体内時計の分子メカニズムや感染症の生態学などの研究に従事。近年ではマグロ生物の環境DNA分析を主な専門としている。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。趣味はバレーボール。神戸大学女子バレーボール部の顧問、監督であると同時に、今でもプレーヤーとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
Arisaku_0225
Lagavulin
belier
シロくますけ