岩波科学ライブラリー<br> 環境DNA入門―ただよう遺伝子は何を語るか

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岩波科学ライブラリー
環境DNA入門―ただよう遺伝子は何を語るか

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  • サイズ B6判/ページ数 120p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297158
  • NDC分類 468
  • Cコード C0345

出版社内容情報

魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!? 生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる――。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。

内容説明

魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!?生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる―。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。

目次

1 DNAはただよう(生物の遺伝を担うDNAとRNA;生きものはDNAを「出して」いる ほか)
2 「環境DNA」の発見(微生物をごっそり分析;PCR法による遺伝子の増幅 ほか)
3 いるかいないか、どれだけいるか(環境DNA分析ことはじめ;特定の種がいるか、いないか ほか)
4 川ごと、国ごと、時空も超えて(「そこにいるもの全部」を調べる;驚異のMiFish ほか)
5 ただようDNA、未来へ(繁殖はいつ、どこで?;環境DNAの「新鮮さ」を測る ほか)

著者等紹介

源利文[ミナモトトシフミ]
1973年東京都国分寺市生まれ。2003年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。学生時代は魚類の視覚生理生態学を専門とし、その後、体内時計の分子メカニズムや感染症の生態学などの研究に従事。近年ではマグロ生物の環境DNA分析を主な専門としている。現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。趣味はバレーボール。神戸大学女子バレーボール部の顧問、監督であると同時に、今でもプレーヤーとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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塩崎ツトム

17
科学の力ってすげー!今じゃくみ取った水に含まれるDNAから、その水系にすむ生物の種類を割り出せる上に、個体数も推測できるんだと。これでいくつかSFネタを思いつくが、よっぽどぶっとんだネタじゃないと、先に科学者のみなさんが新しい手法をさっさと発明していってしまいそうである。2025/02/28

Arisaku_0225

10
「水を汲むだけでそこにいる生物相が分かればいいのにな」「そこに希少生物がいるのか知りたい!」という理科少年の夢を叶えてくれる魔法とも呼べる「環境DNA」の原理や研究史を第一人者が平易な文章で解説する.環境DNA研究には特定の種を対象とする「種特異的解析」と環境にいる生物種まとめて対象とする「網羅的解析」の二つある.前者が保全生物学,後者は生態学や生物地理学などに貢献しそうだ.また環境DNAの考えを応用すれば,生物の消化管に残留している環境DNAを解析すれば何食べているのかも知れるということだ.夢がある.2023/08/04

Lagavulin

5
まずDNAがそこかしこに溢れているという驚き。確かに生態系を知るのに便利そうだ。そのうち人間のDNAも検出できるようになったりしたら、個人情報漏洩が止まらない。2023/03/31

belier

4
水の中には大量にDNAが存在していた。これを調べれば川や海の水でそこに生物がいるかわかるのではないか。フランス研究者にウシガエルのDNAで先を越されたが、著者らは複数種をまとめて検出することに成功し、オオサンショウウオなど貴重な生物の棲息や、網羅的な解析などを成功させる。そうした自分たちの研究成果や、世界の研究事例をわかりやすく紹介している。すぐにネッシーを思い浮かべたが、実際に調べた海外の研究者がいたということだ。まあ、結果は予想通り。さくっと楽しく読めた。2023/06/07

シロくますけ

3
「ネス湖で、ネッシーの痕跡を環境DNAで探る。」という話題が”環境DNA“の名前を知ったきっかけだった(その話も書いてある)。その時に環境DNAの説明をしていて「へー」と驚いたものだった。 技術者の端くれとして、開発の苦労話や発想を知るのは興味深い。2024/10/29

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