内容説明
とっつきにくい印象のある“論理学”。古代から発達し、現代もなお数々の興味深い発展を続けるこの分野の基本を概観しながら、背景にある哲学的な問題をわかりやすく説明する。問題と解答もあるので、理解度を確かめることもできる。多くの言語にも翻訳された既刊『“1冊でわかる”論理学』に、チューリングとゲーデルにかんする2章を加えた改訂第2版。
目次
妥当性―何から何が導かれるのか?
真理関数―それとも、そうじゃない?
名前と量化表現―「無」というものがあるのだろうか?
記述と存在―ギリシア人はゼウスを崇めたか?
自己言及―この章のテーマは何か?
必然性と可能性―起こることは起こるべくして起こる?
条件文―「もしも」がどうだって言うんだ?
未来と過去―時間は実在するか?
同一性と変化―けっして変わらないものはあるのか?
曖昧さ―危険な坂道を転げ落ちないためには?
確率―参照クラスの奇妙な失踪事件
逆確率―無頓着ではいられない!
意思決定理論―大いなる期待
止まれ!何ごとだ?
真実はそうかもしれない―でも証明はできない!
著者等紹介
プリースト,グレアム[プリースト,グレアム] [Priest,Graham]
メルボルン大学教授。ケンブリッジ大学で数学と哲学を学び、LSEで学位を取得。論理学
菅沼聡[スガヌマサトシ]
北海道教育大学函館校准教授
廣瀬覚[ヒロセサトル]
仙台市医師会看護専門学校非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。