出版社内容情報
ビッグデータといえども、扱うデータはあくまでも全体の一部だ。その一部のデータからなぜ全体がわかるのか。データの偏りは避けられるのか。統計学の基本の基であるサンプリングについて徹底的にわかりやすく解説する。
内容説明
データがなければAI研究も始まらない。ビッグデータ解析といえども、扱うデータはあくまでも全体の一部だ。その一部のデータからなぜ全体がわかるのか。データの偏りは避けられるのか。統計学の基本中の基本であるデータの集め方、すなわちサンプリングの考え方やしくみを社会調査や生態学の例を使ってわかりやすく解説する。
目次
第1章 サンプリングの有用性―その科学的根拠(水槽内にあるBB弾の黒玉の数;BB弾サンプリング;非復元単純無作為抽出法 ほか)
第2章 世の中の動向を捉える―社会調査とサンプリング(社会調査とは何か?;適切な調査対象を選ぶことが重要;実際に誰を調査するのか? ほか)
第3章 生物を数える―生態調査におけるサンプリング(すべてを数えるのは難しい;捕獲再捕獲法;個体数推定の仕組み ほか)
もっと深く学びたい人に向けて―文献案内
著者等紹介
廣瀬雅代[ヒロセマサヨ]
1986年生まれ。統計数理研究所データ科学研究系助教。統計的理論を用いた、小区分ごとの統計的推測法の研究やその応用に携わる
稲垣佑典[イナガキユウスケ]
1981年生まれ。統計数理研究所データ科学研究系特任助教。社会調査と実験を用いて、人間の意識・行動と社会制度の関連性を解明する研究に携わる
深谷肇一[フカヤケイイチ]
1984年生まれ。日本学術振興会特別研究員(PD)および統計数理研究所データ科学研究系外来研究員。統計的手法を用いて海産無脊椎動物など野生生物の分布や数の変動の研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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