岩波科学ライブラリー<br> 昆虫の交尾は、味わい深い…。

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり

岩波科学ライブラリー
昆虫の交尾は、味わい深い…。

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年09月24日 00時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296649
  • NDC分類 486.1
  • Cコード C0345

出版社内容情報

ワインの栓を抜くように?鯛焼きを鋳型で焼くように!? 謎だらけの昆虫の交尾に魅せられた研究者が真実を解き明かす、知的探求の書。

内容説明

ワインの栓を抜くように、鯛焼きを鋳型で焼くように―!?昆虫の交尾は、奇想天外・摩訶不思議。その謎に魅せられた研究者が、ときには吸血昆虫を飼育するため自らの血を与え、観察中のメスが受精すれば自分が虫のオスになったように感動しながら、徹底した観察と実験で真実を解き明かしてゆく、サイエンス・エンタメノンフィクション!

目次

第1章 オスとは?メスとは?交尾とは?(僕はなぜオスなのか?;ダーウィンの悩み ほか)
第2章 交尾をめぐる飽くなき攻防(大進化!オスたちの戦略―精子を掻き出すトンボ;ワインの栓を抜くように―「掻き出しへの対抗」に対抗するジャコウアゲハ ほか)
第3章 パズルは解けるか?長ーい、交尾器の秘密(子煩悩なムシ、ハサミムシとの出会い;卒論はつらいよ ほか)
第4章 北へ南へ、新たな謎との出会い(ここでも、「二つある」問題;精子を渡す機能の「引っ越し」 ほか)
第5章 主役はメス!―交尾器研究の最前線へ(大疑問、なぜメスは何度も交尾するのか?;数より質―遺伝的な利益とメスの好み ほか)

著者等紹介

上村佳孝[カミムラヨシタカ]
慶應義塾大学商学部准教授。1976年生。東京都立大学(現、首都大学東京)理学部生物学科卒業(動物生態学研究室)。同大学院博士課程単位取得退学。博士(理学)。立正大学地球環境科学部助手、北海道大学大学院農学研究院助教などを経て、2013年より現職。昆虫の交尾器・繁殖の進化研究を続けながら、文系学生を対象とした生物学教育に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

23
生物学におけるオスとメスの定義は「卵を作るとメス」「精子を作るとオス」ならば卵と精子の定義はというと「鞭毛があって泳げるのが精子」となるところだが、シロアリを始めとする昆虫の精子には鞭毛がない。ゆえに次世代を作るための細胞である配偶子と呼ぶが、この配偶子で大きいものを作るのがメス。小さいのを作るとオス。…という枕から始まり、交尾器の様々な態様と進化に触れ、ペニスを持つメスを発見したことで、イグ・ノーベル賞を取り話題になったブラジルの餌もほとんどない洞窟に棲むトリカヘチャタテの話に。2018/02/12

舟江

16
題名の通り、味わい深い内容であった。また直接交尾するという大改革を起こしたのは、カゲロウ類らであるという。こんどみたら、お礼を言っておこう。hahaha…。 そして、最後の袋とじには思わず頬が緩んだ。2018/02/15

toshi

16
全く同じに見える昆虫も交尾器の違いで見分けることが可能だとか。。 この本は昆虫学者の著者が様々な昆虫の交尾器の特徴やそこから得られた考察を素人に分かりやすくまとめた本。 まったくタイトル通り、昆虫の交尾は味わい深い…。2017/10/01

月をみるもの

14
"「僕は昆虫の研究をしています」と言うと、子供の頃からの夢を実現した人として「いいですね」「素敵ですね」と、うらやましがられることも多い。ところが「へー、昆虫のどんな研究をしているのですか?」「昆虫の交尾の研究をしています」「・・・・・・」昆虫博士が、昆虫交尾博士になったとたんに、人々のリアクションが変わる。"   ファーブルの後継者も大変なのである。。2018/01/15

しゃんしゃん

12
昆虫もヒトと同様にオスとメスという二つの性で生きている。交尾がなければ絶滅が待っている。1000万種といわれる昆虫の交尾器の進化は速い。慶応大学准教授の著者は「昆虫交尾博士」でもある。念願だったトコジラミの研究では自らの血液が餌となる。毎日吸う場所を変えないと跡が残るとアドバイスも親切?交尾器の耳かきのようなものは他のオスの精子を掻き出し、そして自らの子孫を残すため。う~ん、やりますね。交尾中のベアを冷凍固定し観察する。昆虫も大変な先生に捕まってしまったかも。ユニークな現代版「種の起源」でした。2017/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12178136
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品