岩波科学ライブラリー
必勝法の数学

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  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296632
  • NDC分類 417.2
  • Cコード C0341

出版社内容情報

将棋や囲碁で人間のチャンピオンがコンピュータに敗れる時代となってしまった.前世紀,必勝法にとりつかれた人々がはじめた研究をたどりながら,必勝法の原理とその数理科学・経済学・情報科学への影響を解説する.

内容説明

ついに将棋や囲碁で人間のチャンピオンがコンピュータに敗れる時代となってしまった。前世紀、簡単な山くずしのゲームからはじまった、必勝法にとりつかれた人々がはじめた研究は、百年のときを経てここまでたどりついたのだ。解明されたさまざまなタイプの必勝法の原理と、その数理科学・経済学・情報科学への影響を解説する。

目次

第1章 チェスの勝敗は、先手・後手を決めた時点で決まる
第2章 2山くずしで、山のサイズが同じなら後手必勝、違えば先手必勝
第3章 役割区別なしの交互型ゲームはあるサイズの1山くずしと等価
第4章 2人のチェスのチャンピオンと同時対戦して1人に負けない方法がある
第5章 2者択一予言の的中率を一定値に保証できる
第6章 相手も自分も合理的に行動するなら両者の選択は予測できるか
第7章 慎重な投資と大胆な投資はどちらがよいか
第8章 会社合併問題は合計人数最小の2社を合併すればよい
第9章 理想的なコンピュータも勝てない判定ゲームが存在する

著者等紹介

徳田雄洋[トクダタケヒロ]
1951年、東京に生まれる。1977年、東京工業大学大学院博士課程中退。理学博士。カーネギーメロン大学(1983~84年)およびピサ大学(1999年)で客員科学者。2016年3月まで東京工業大学大学院教授。東京工業大学名誉教授。専門はソフトウェア生成系、情報ネットワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

1
出てくる数学は難しいものはないので、順を追って読めば理解可能な内容。むしろ難しいのは数式の原理となっているアルゴリズムの方で、こちらはついていくのがやっとという状態だった。このシリーズはコンパクトながらも非常に濃密な本が多いが、本書もまさにそうした一冊だった。最後の方の章がやや駆け足気味だったのが残念。テーマ的にはそちらの方が面白そうだったので…。いつか、将棋とかにも必勝法が発見される日が来るんだろうか(どうぶつしょうぎは既に発見されているし)。知りたいような知りたくないような。★★★★☆2021/04/15

takao

1
ふむ2021/03/14

Koichi Yamashita

0
図書館で借りて読んだ。難解なところはサッと流し読みで返却。2017/10/08

Matsumouchakun

0
ほとんど理解できなかった。数学得意だったのにな。勉強し直そうかなあ。2018/06/14

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