内容説明
ナノメートル、すなわち原子・分子の大きさになると、物質のふるまいが日常世界とは一変する。その性質を利用して、ナノ構造どうしが連携しあって機能する新材料を「構築」する。これが、ナノ建築学=ナノアーキテクトニクスだ。原子スイッチから貼る制癌剤まで、ナノテクノロジーの次にくる近未来の科学技術を見通す。
目次
ナノ技術からナノ建築学へ
汚れない窓ガラス―ナノシート
トイレを除菌―メソポーラス物質
紙ではない紙―電子ペーパー
新しい電池の時代―ナノイオニクス
脳型コンピュータへの道―原子スイッチ
分子に情報を書き込む―ナノレベルの電子回路
世界で一番薄い集積回路を目指す
夢のエネルギー技術―人工光合成
医療革命へ
ナノアーキテクトニクスが描く未来
著者等紹介
有賀克彦[アリガカツヒコ]
1962年生まれ。東京工業大学工学部卒業。東京工業大学大学院理工学研究科修了。工学博士。東京工業大学助手、新技術事業団・超分子プロジェクト・グループリーダー、奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科助教授、科学技術振興事業団・相田ナノ空間プロジェクト・グループリーダーを経て、現在、物質・材料研究機構WPI国際ナノアーキテクトニクス研究拠点主任研究者。英国王立化学会フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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