内容説明
パスカルが「0から4を引けば0である」と述べた頃、インドでは負数と負数の積が正数になることは羊飼いでも知っていた。負数を数だと捉えるのは人間の脳の働きによるもので、数学もまた人間の発明以外の何ものでもない。真理は多様であり、数の定義にも様々なスタイルがある。数概念の発展を見ることで、数学とは何かという大きな問いへの答えに迫る。
目次
1 数概念の基源(基数;量 ほか)
2 現代における数体系(自然数の素朴な定義;公理・公準で規定する方法 ほか)
3 数学とは何か(「聖」と「俗」;純粋数学の成立 ほか)
付録 現代における数体系(補足)(実数体;連続性 ほか)
著者等紹介
足立恒雄[アダチノリオ]
1941年生まれ。早稲田大学理工学部数学科卒業、東京工業大学大学院理学研究科博士課程修了。早稲田大学理工学部教授、学部長、学術院長などを経て、早稲田大学名誉教授。理学博士。専門、代数的数論、数学思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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