内容説明
自然界には、ヒトという生きものの常識では考えられない異形の生きものたちが跳梁バッコし、奇妙キテレツな生活を繰り広げる。アポなし訪問にも応じてくれる彼らの好意に甘えて40年。週末に活動するむしウォッチャーが、究極のズボラ流自然観察の奥儀を大公開。自由研究にも大活躍間違いなし。
目次
第1章 見る(生きている博物館;木の幹じろじろ宝探し;出会い頭にライオン級!;一点豪華もまた楽し;たまにはナイトウォーキング)
第2章 拾う(みすゞコレクション;古着の探偵団;死んでいたってボロだって;空クジなしの海岸歩き;手わざ磨いてプレゼント)
第3章 撮る(ものぐさ御用達カメラ;目は口以上にものを言う;玄関立ちんぼ撮影術;ホントの顔はどこにある?;整理だけはいくらかマジメに)
第4章 飼う(米とるだけが田んぼじゃない;スネーク・ゼリーの魔力;いつのまにか生態圏;ペットボトル飼育術;シルクロードに思いをはせて)
第5章 知る(アリストテレスが提灯ぶら下げた?;山海名物博覧会;コオロギが国を滅ぼす;天から降ってきたオカリナ;本のこてしらべ)
著者等紹介
谷本雄治[タニモトユウジ]
1953年、名古屋市で生まれる。自称、プチ生物研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こばやしこばやし
7
近所の図書館で「岩波科学ライブラリー」で検索したところ、面白そうなタイトルだったので借りました。身近な動物(昆虫、蛙、蝸牛などなど)を気軽に手軽に観察してみましょうよ、といった趣旨の本。蛾とかカメムシのように、毛嫌いされがちな昆虫も貪欲に観察しているあたりに筋金入り度合いを感じた。昆虫好きな人というのは、何かきっかけで汲み尽くせぬ源泉に出逢った幸福な人たちだなあと感じた。2022/09/03
calaf
7
植物ならまだしも、虫か...とりあえず、私はパス (大汗)2012/07/19
えぬ
5
手をかけず、お金をかけず、小さな趣味にしていけたらなー2014/11/23
たくのみ
3
何気ない自然の中にある、虫や花の美しさ、光沢・つや・形、それを「宝物」と見る姿勢が素晴らしい。人魚の財布、アリストテレスの提灯、お菊虫…。アニメの外にもこんな不思議生物が見られる日本が好き。妖怪好きの筆者のセンスオブワンダーも楽しめる。2013/01/26
takao
2
ふむ2022/08/26