出版社内容情報
「補助線の発見」が魔法のごとく見える幾何の問題は熱心なファンが多い。本書で扱うアルベロスは、アルキメデスの昔から現在も世界中の人を魅了しつづけるふしぎな図形で、和算にも登場する。幾何の面白さを存分に堪能できる本。
内容説明
3つの半円からなる単純な図形アルベロスが、なぜこれほどまでに人を惹きつけるのか。とりわけそこから生成されるアルキメデスの双子の円をめぐっては、古代ギリシアの時代から今日にいたるも、つぎつぎと新しい研究が生まれている。なんと和算にも同じ図形が登場する。ここで紹介するのは研究の最前線だ。ようこそアルベロスへ。
目次
1 アルベロス研究小史
2 反転
3 アルベロスの等分化
4 歪んだアルベロス
5 新しいアルキメデスの円
6 和算におけるアルベロス再訪
7 引き継がれるアルベロスの魅力
著者等紹介
奥村博[オクムラヒロシ]
1950年生まれ。1977年岡山大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。1999年Bulgarian Academy of SciencesからPh.D.(Mathematics)取得。現在、前橋工科大学生命情報学科准教授。専門は幾何学、数理造形
渡邉雅之[ワタナベマサユキ]
1954年生まれ。1983年早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程単位取得満期退学。1983年前橋市立工業短期大学講師、現在、前橋工科大学総合デザイン工学科准教授。専門は幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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