出版社内容情報
3000万人を超える患者を救うべく、スギ花粉症の「根本治療」を目指したワクチンの開発が進んでいる。花粉症が急増した本当の理由、アレルギーや免疫のメカニズムとともに、「究極の花粉ワクチン」研究の最前線を紹介する。
内容説明
スギ花粉症の患者数は国内で3000万人を超え、今後もさらなる増加が予想されている。しかし現在までに、花粉症を根本的に治療する方法は見つかっていない。「スギ花粉症ワクチン」研究グループのリーダーである著者が、花粉症を引き起こすアレルギーや免疫のメカニズムとともに、根本治療を可能にする究極のワクチン開発の最前線を紹介する。
目次
1 日本で花粉症が増えた本当の理由
2 発症メカニズムと免疫のしくみ
3 飲みつづけても「治らない」薬
4 根本治療へのカウントダウン1―減感作療法
5 根本治療へのカウントダウン2―免疫の制御機能を利用
6 「究極の花粉症ワクチン」開発の最前線
7 花粉症治療の未来
著者等紹介
石井保之[イシイヤスユキ]
独立行政法人理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターワクチンデザイン研究チーム・チームリーダー。1962年生まれ、北海道出身。86年東京工業大学理学部化学科卒。88年同大学院総合理工学研究科修士課程(生命化学専攻)修了。キリンビール医薬探索研究所研究員、米ラホヤ・アレルギー免疫研究所客員研究員、通商産業省工業技術院大阪工業技術研究所主任研究官、産業技術総合研究所ヒューマンストレスシグナル研究センター主任研究員などを経て、06年から現職。07年から千葉大学大学院医学研究院免疫制御学講座・客員准教授も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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