岩波現代全書
日本型新自由主義とは何か―占領期改革からアベノミクスまで

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000291972
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

通説を覆し、戦後日本経済が統制経済と新自由主義経済とのせめぎ合いの産物であったことを説き明かす。買切。

内容説明

従来のケインズ主義にかわって一九九〇年代以降の日本経済を席巻する新自由主義。しかし、その起源は決して新しいものではなかった―戦後日本経済が、戦時体制に端を発する統制・計画経済と、一九三〇年代に起源をもつ新自由主義経済とのせめぎ合いの下に営まれてきたことを、政治家や官僚・経済人の言動を丹念に辿りながら解き明かす。

目次

第1章 戦時体制期における新自由主義
第2章 戦後改革期における新自由主義
第3章 高度成長期における新自由主義
第4章 石油ショック後の低成長期における新自由主義
第5章 日本の経済大国化を実現した八〇年代の製造業主導型新自由主義
第6章 日本の低迷と英、米の勃興が見られた九〇年代の金融主導型新自由主義
第7章 政府の介入なしに存続できない二〇〇〇年代の新自由主義
第8章 アベノミクスと新自由主義

著者等紹介

菊池信輝[キクチノブテル]
1968年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒業。野村総合研究所にて地域事業コンサルテーション、都市・地域計画関連調査に携わり、郵政研究所にてIT関連調査を担当した後、一橋大学大学院社会学研究科に入学。博士(社会学)。日本政治史、財界論。一橋大学助手を経て、都留文科大学文学部社会学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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