出版社内容情報
「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」。五百年に一人の名僧と言われ、臨済宗中興の祖として知られる白隠。その生涯を貫いたものは、貧しき民を救済するための「世直し」の志であった。宗門の堕落を激しく糾弾し、禅堂に籠らずひろく俗世に眼を向けることを主張し続けた白隠の苦闘を描く画期的な評伝。
「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」。五百年に一人の名僧と言われ、臨済宗中興の祖として知られる白隠。その生涯を貫いたものは、貧しき民を救済するための「世直し」の志であった。宗門の堕落を激しく糾弾し、禅堂に籠らずひろく俗世に眼を向けることを主張し続けた白隠の苦闘を描く画期的な評伝。