出版社内容情報
歴史を学ぶ全ての人のための史学概論。社会史の問題意識をふまえつつ、史料論、地域、ネットワーク、身体、ソシアビリテ、記憶など、現代歴史学の考え方を明快に叙述。新たに「宗教」と「ジェンダー」の二章を加えた全面改訂版。
内容説明
歴史を学ぼうとするすべての人のための「史学概論」。社会史がきりひらいた問題意識をふまえつつ、史料論、地域とネットワーク、身体性と心性、家族とソシアビリテ、記憶と表象など、現代歴史学の考え方を明快かつ綜合的に解説。読みつがれてきた旧版に「宗教」と「ジェンダー」に関する2章を加え14章構成とした全面改訂版。
目次
歴史への問い/歴史からの問い
証拠としての史料・資料
歴史の舞台としての環境
時間の認識と時代区分
歴史の重層性と地域からの視線
グローバルな歴史の捉え方
身体と病と「生死観」
宗教と信心のあり方
歴史人口学が拓いた地平
人と人とを結ぶもの
女性史とジェンダーという視点
比較というまなざし
政治と文化の再考
歴史と記憶または歴史と現在
著者等紹介
福井憲彦[フクイノリヒコ]
1946年生まれ。東京大学文学部卒。現在、学習院大学名誉教授。専攻、フランス近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NorthVillageHRE
1
歴史学の包括的な入門書。 主なテーマについてはかなり網羅されており、これから歴史学を勉強していく上で戻ることになる本だと思う。 個人的には「時間の認識と時代区分」と「政治と文化の再考」の章が非常に面白かった。 特に政治文化については関心があるので、リン・ハントの『フランス革命の政治文化』などを読んでみたい。
こうぴー
1
広く学をつけようと思い興味の薄い分野の本にも手を出したシリーズ。名前のシンプルさや手頃な厚さとは裏腹に読み進みの悪かった一冊。自分の歴史学不適合性を大いに実感。2019/11/02
みかん上級大尉
0
門外漢ながら良い入門書だと感じた2022/09/02