出版社内容情報
国民国家形成の歴史のなかに、出版・新聞・映画・ラジオ・テレビなど各領域の発展を位置付け、英米独日の各国を時系列的に比較する画期的なメディア史。九八年の刊行以来、一六刷を重ねたロングセラー、待望の新版。
内容説明
19世紀後半以降のメディアの発達は、あらゆる情報が氾濫する現代社会の成り立ちにどのような影響を与えてきたのか。国民国家形成の歴史のなかに、出版・新聞・映画・ラジオ・テレビといった各領域の発展を位置付け、英米独日の各国を時系列的に比較する画期的なメディア史。1998年の刊行以来読み継がれてきたロングセラー、待望の新版。
目次
第1章 メディア史としてのコミュニケーション研究
第2章 メディア都市の成立
第3章 出版資本主義と近代精神
第4章 大衆新聞の成立
第5章 視覚人間の「国民化」
第6章 宣伝のシステム化と動員のメディア
第7章 ラジオとファシスト的公共性
第8章 トーキー映画と総力戦体制
第9章 テレビによるシステム統合
終章 情報化の未来史
著者等紹介
佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。国際日本文化研究センター助教授などを経て、京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。著書に『『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性』(2002年、岩波書店、日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞)、『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(2004年、中公新書、吉田茂賞受賞)、『ファシスト的公共性―総力戦体制のメディア学』(2018年、岩波書店、毎日出版文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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