出版社内容情報
中国の防衛費増大と海洋進出、急拡大した経済力、国境を越える環境汚染、社会不安や歴史認識問題……。さまざまに語られる「中国の脅威」の実像と意味を多角的に読み解く。執筆者は、編者のほか、益尾知佐子・阿南友亮・岩谷將・杉浦康之・山口信治・松田康博・平岩俊司・飯田将史・富坂聰・阿古智子・梶谷懐。
内容説明
中国の「脅威」をどのように認識し、それに対応すればよいのか。問題を解きほぐし、新たな関係模索の糸口を探る。
目次
1 中国から見る安全保障(東アジアの安全保障環境;党の安全保障と人間の安全保障)
2 中国の軍事・安全保障政策(「革命の軍隊」の近代化;核ミサイル問題と中朝関係;中国の海洋進出)
3 多元化する中国とどう向き合うか(統治の弛緩/強化;高まる社会的緊張―環境問題をめぐる「政治」;経済リスクのゆくえ;メディア・歴史認識・国民感情)
著者等紹介
川島真[カワシマシン]
1968年生。東京大学大学院総合文化研究科准教授。中国近現代史・アジア政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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