人生をひもとく日本の古典〈第6巻〉死ぬ

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286466
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

内容説明

大切な人との別離が避けられないように、誰もがいつかはこの世からお別れをしなければなりません。自らの運命を粛々と受け入れる大津皇子、予言された高僧の死を冷静に見つめる兼好、詳細な遺言書をしたためた宣長…。死にゆく者の思い、遺された者の哀しみ、喪失感の克服など、「死ぬ」ことへの向き合い方を探ります。

目次

1 死に向かう
2 この世への思い
3 遺された者の思い
4 恋と死
5 死と運命
6 死とは何か

著者等紹介

久保田淳[クボタジュン]
1933年生。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻

佐伯真一[サエキシンイチ]
1953年生。青山学院大学教授。日本中世文学・軍記物語専攻

鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年生。学習院大学教授、日本近世文学専攻

高田祐彦[タカダヒロヒコ]
1959年生。青山学院大学教授。平安時代文学専攻

鉄野昌弘[テツノマサヒロ]
1959年生。東京大学教授。日本古代文学専攻

山中玲子[ヤマナカレイコ]
1957年生。法政大学教授・法政大学能楽研究所所長。日本中性文学・能楽専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山がち

1
ついに最終巻なのかと思うと感慨深いが、本当にいいシリーズだった。古典というものは実に人の機微を捉えている。正気を失う前に念仏を唱えて入水自殺を図ろうとするも、やはり惜しいと思ってしまい、失敗してしまう。恨みを果たすためだけに地獄に落ちるもの、母体の中の命を殺してしまうことへの禁忌、死生観は作品によっても異なり、決して一様ではないということを教えてくれる。多様な死がまた古典に力を与えているということは疑いはないのであろう。ポスト3.11に関しては正直どうかと思うこともあるが、やはり現代において意義はあろう。2014/02/02

ケンチャン

0
シリーズ最終巻。人生における6つの要素をテーマに様々な古典作品が採り上げられ、有意義なシリーズだった。人それぞれに色々な考え方があり、それが人生に彩りを与えているのだと思った。才能のある人が集まり、じっくり時間をかければ、名著が誕生することの証である。2014/11/05

Masa

0
シリーズ6巻を読み終え、日本の詩歌の豊穣さにほんの少しだけ触れることができたような思い。2019/02/12

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