磯崎新建築論集〈1〉散種されたモダニズム―「日本」という問題構制

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286015
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0352

出版社内容情報

日本の建築界はいかなる過程を経て,モダニズムを受容したのか.代表的な建築家たちの格闘の軌跡を分析することで,日本の近代建築の問題点を浮き上がらせるとともに,近代を相対化し,「日本的なもの」を乗り越える著者自身の建築に対する姿勢を明らかにする.21世紀の今日的視線から描き直す磯崎版「日本近代建築史」.

内容説明

日本の建築界はいかなる過程を経て、モダニズムを受容したのか。代表的な建築家たちの格闘の軌跡を分析することで、日本の近代建築の問題点を浮き上がらせるとともに、近代を相対化し、「日本的なもの」を乗り越える著者自身の建築に対する姿勢を明らかにする。本巻は、一九五〇年代への関心を出発点とし、二一世紀的視線からとらえる磯崎版「日本近代建築史」である。

目次

1 「日本的なもの」をめぐる問い(「趣味」と「構成」;「構築」と「空間」 ほか)
2 外からの視線(フェノロサ=パウンドの「漢字考」;岡倉天心の「五浦六角堂」 ほか)
3 内からの応答(堀口捨己の「非都市的なるもの」;立原道造の「方法論」)
4 モダニストによる変成(坂倉準三の居場所;丹下健三の「建築=都市=国家」共同体としての日本)
5 「日本」というアイデンティティ(「晟一好み」としてのアジア的なもの;テクノロジー・芸術・体制 ほか)

著者等紹介

磯崎新[イソザキアラタ]
1931年生。東京大学大学院建築学博士課程修了。建築設計事務所磯崎新アトリエ主宰。世界各地で建築・都市の設計に携わり、展覧会を開催。国際的な建築競技設計(コンペ)の審査委員を務める。英国王立芸術院・米国芸術文学アカデミー名誉会員。建築家であると同時に、芸術家、批評家、思想家として横断的に活躍。著書多数

横手義洋[ヨコテヨシヒロ]
1970年生。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。東京大学助教、イェール大学客員研究員を経て、東京電機大学未来科学部建築学科准教授。建築史・建築理論史。著書に『イタリア建築の中世主義』(建築史学会賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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