岩波人文書セレクション
自己決定権とジェンダー

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  • サイズ B6判/ページ数 267,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000285650
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0336

出版社内容情報

生殖技術や終末期医療の進展により,身体の自己決定の重要性が増している.しかし今日,その多くは,個人の決断を超えた,患者と医者,家族と本人を取り巻く複雑な社会関係・権力関係のなかで行われる.なにが自己決定を可能にし,なにが自己決定を困難にするのか.決定にか

内容説明

生殖技術や終末期医療の進展により、身体の自己決定の重要性が増している。しかし今日、その多くは、個人の決断を超えた、患者と医者、家族と本人を取り巻く複雑な社会関係・権力関係のなかで行われる。自己決定にかかわる現場の論理を、著者が行ったインタビューの結果も交えながら、ジェンダーの視点から丁寧に掘り下げる。

目次

1 「女性の自己決定権」をめぐる論争(身体の自己決定;性と生殖をめぐる女性の権利;「女性の自己決定権」論争・再考)
2 ジェンダーの再生産/身体の再生産・1(ジェンダーとはなにか;身体とはなにか;ハビトゥスとしてのジェンダー)
3 ジェンダーの再生産/身体の再生産・2(身体に関する専門的知識の産出;対面的相互行為の場における身体経験の表出)
4 「女性の自己決定権」とジェンダー(自己決定権の重要性と危険性;自己決定の条件;「女性の自己決定権」をどう考えるか)

著者等紹介

江原由美子[エハラユミコ]
1952年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。現在、首都大学東京大学院人文科学研究科教授。博士(社会学)。専攻は社会学・女性学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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