出版社内容情報
啓蒙運動,生活記録運動,サークル運動,労働運動,学生運動,反公害運動,女性運動……戦後日本の歴史は,社会運動の歴史でもあった.多種多様な運動の基底をつらぬく,人びと(個)と社会(共同性)との関係性をめぐる「問い」と,運動を担った人びとの経験を通して,戦後日本社会の特質をさぐる.
内容説明
生活記録運動、サークル運動、労働運動、学生運動、反公害運動、女性運動…戦後日本の歴史は、社会運動の歴史でもあった。多種多様な運動の基底を貫く、人びと(個)と社会(共同性)との関係性をめぐる「問い」と、運動を担った人びとの経験のなかに、戦後日本社会の特質を探る。
目次
1 思想・文化運動の試み(戦後啓蒙における民主主義認識―中国革命とスターリン批判をめぐって;サークル運動再考―鶴見和子文庫から;水俣を表現する人びと―記録の思想を中心に)
2 戦後社会運動の構造(地域女性の生活と社会運動―名古屋の保育所づくりを中心に;「労働」の社会と労働者像の変容;「生活」「いのち」「生存」をめぐる運動)
3 運動の変容と模索(「一九六八年」の史的考察―ドイツを事例に;地域のなかの一九六八年;アジアの女たちの会とその周辺―国際連帯の観点から)
著者等紹介
安田常雄[ヤスダツネオ]
1946年生。神奈川大学特任教授。近現代日本思想史
大串潤児[オオグシジュンジ]
1969年生。信州大学准教授。近現代日本史
高岡裕之[タカオカヒロユキ]
1962年生。関西学院大学教授。近現代日本史
西野肇[ニシノハジメ]
1969年生。静岡大学准教授。近現代日本経済史・経営史
原山浩介[ハラヤマコウスケ]
1972年生。国立歴史民俗博物館准教授。近現代日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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