叢書震災と社会
液状化の脅威

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000285230
  • NDC分類 511.3
  • Cコード C0336

出版社内容情報

東日本大震災において,津波災害・原発事故とともに大きな被害をもたらした「液状化」.工学の見地から,地震防災に取り組み,東京湾臨海コンビナートの脆弱性に早くから警鐘を鳴らしてきた第一人者が,なぜ液状化が起こるのか,そのメカニズムを明らかにした上で,われわれが取りうる予防策までを明快に解説.

内容説明

東日本大震災において、津波災害・原発事故とともに大きな被害を各地にもたらした液状化現象。なぜ、液状化が起こる地域とそうでない地域があるのか。マンホールの浮上、建物の傾斜・倒壊などの被害はなぜ起こるのか。そのメカニズムから、地盤の調査方法、対策まで―工学の見地から地震防災に取り組み、東京湾臨海コンビナートの脆弱性に警鐘を鳴らしてきた地盤工学の第一人者が解き明かす。

目次

第1章 液状化とは何か
第2章 液状化による被害
第3章 液状化地盤の流動
第4章 液状化によって沈んだ島
第5章 東京湾コンビナートが危ない
第6章 液状化の発生と被害を防ぐ

著者等紹介

濱田政則[ハマダマサノリ]
1943年生。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学研究科修士課程修了。大成建設、東海大学海洋学部海洋土木工学科教授などを経て、早稲田大学理工学部社会環境工学科教授。中国西南交通大学名誉教授。土木学会会長、日本地震工学会会長、地域安全学会会長、日本学術会議会員などを歴任。専門は地震防災工学、地盤工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

11
「叢書 震災と社会」シリーズの1冊。知っているようで知らない液状化のメカニズムと問題点、そして被害を防ぐ方法を論じている。液状化という言葉が一般的に認知されたのは1995年の阪神・淡路大震災の頃だが、その研究が始まったのは、なんと1964年の新潟地震のときなのだという。1983年の日本海中部地震を機に、国際的な研究も始まっていたのだが、十分な成果が得られない中で、阪神・淡路大震災が起こってしまった。そして、研究の常識を超える東日本大震災が発生、またもや見直しを余儀なくされる。(つづく)2012/05/08

Hiroki Okada

1
液状化の中身を知れた。けど少し難しかった本。2013/05/01

Opus13

0
粒のそろった砂の地盤が、液状化リスクがもっとも高い。きもち大きめの小石や、粒の細かい泥・粘土が混じっていたほうがリスクが低いとのこと。工学の本なのだが、なにやら組織論のようにも読めてしまった。2019/09/02

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