出版社内容情報
十五年戦争が泥沼化し、多くの女性運動家たちが戦争協力体制に絡めとられていくなかで、山川菊栄はそれに加担することがなかった。反戦・平和の思想が、信念として刻み込まれていたからだった。新編集の本巻には、旧山川菊栄集(1981-1982年)に収録していない、1929-1942年の評論90余篇を収める。山川の闘いの軌跡が鮮やかに浮かび上がる。
内容説明
十五年戦争が泥沼化し、多くの女性運動家たちが戦争協力体制に絡めとられていくなかで、それに加担することがなかった山川菊栄。新編集の本巻には、1929~42年の評論87篇を収める。山川の闘いの軌跡が浮かび上がる。
目次
サムライ外交と町人外交
女工十三名の焼死事件
済南問題―軍閥の遊戯
失業の代価は誰が払う?
田中内閣と謎の切腹
深夜業禁止
緊縮ごっこ
教化総動員に反対せよ
政治圏外に立つ婦人
軍縮の行方〔ほか〕