出版社内容情報
テクノロジーの発達とグローバルなメディア社会の変容の中で、日本映画の製作、流通、消費はどのように変わっていくのか。研究者と第一線の監督や製作者がグローバルな視点から問う、日本映画の行方とは?
内容説明
メディアが変わる。市場が変わる。観客と研究方法が変わる。変動する21世紀の映画状況のなかで問う、「日本映画」の未来。
目次
総論 ふたたびいう、映画は生きものの記録である
座談会 世界化と廃墟の狭間で
グローバル時代における日本映画のゆくえ
新しい文化支援制度を求めて
インタビュー 映画祭の現在をめぐって
芸術ドキュメンタリー映画のゆくえ
「女子映画」の出現
「日本映画」を超えて
「日本映画」以後の日本と映画
日本映画の研究はどうあるべきか
エッセイ 日本映画の現場から
著者等紹介
黒沢清[クロサワキヨシ]
1955年兵庫県生まれ。映画監督。立教大学卒業。在学中から映画を撮りはじめ注目される。主な監督作品に『CURE』『回路』『アカルイミライ』『トウキョウソナタ』など
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年兵庫県生まれ。東京大学人文系大学院博士課程修了。明治学院大学教授
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。