出版社内容情報
表現の自由・言論の自由など、コミュニケーションやメディアと自由の概念とは不可分だ。両者の対立をめぐる理論的・歴史的な考察に加え、ネット社会における自由の変化やアーキテクチャなどアクチュアルな問題にも踏み込む。
内容説明
情報環境と言論空間の変化は、人間にとっての「自由」に何をもたらしているか。
目次
対論 自由な情報空間とは何か
1 考察 理論的分析から(ポルノグラフィと憎悪表現;メディアの存在論と自由;功利主義と自由―統治と監視の幸福な関係)
2 問題状況 メディア史からの/への問い(制度としての自由―フリードリッヒ・キットラーのメディア論の示唆;論壇―「自由な討議空間」の歴史社会学;広報・広告の公共性)
3 構想 情報空間の変化と自由の新たな可能性(公共放送としてのNHKの位置価―「視聴者第一主義」の未来;サイバーシティは「人を自由にする」か;コミュニケーションにおける匿名性と自由)
著者等紹介
北田暁大[キタダアキヒロ]
1971年生。東京大学。理論社会学・メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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