書物誕生 あたらしい古典入門
『バガヴァッド・ギーター』―神に人の苦悩は理解できるのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000282864
  • NDC分類 929.88
  • Cコード C0310

内容説明

人間の苦悩の果てに、何かが変容する。非暴力をつらぬくガンディーの精神的よりどころとなり、死の床にあるシモーヌ・ヴェイユが愛読した、ヒンドゥーの聖典。

目次

第1部 書物の旅路―バガヴァッド・ギーターの誕生(聖典の誕生;原型を探る;出版と新しい学の誕生)
第2部 作品世界を読む―人の苦悩と神の変容(神の表象をめぐって;人の苦悩のありか;アルジュナついに立つ―第一八章読解)

著者等紹介

赤松明彦[アカマツアキヒコ]
1953年、京都府生まれ。1983年、パリ第3(新ソルボンヌ)大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院文学研究科教授。インド哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

O. M.

1
「バガヴァッド・ギーター」の解説書。本書を読もうという読者は既にギーターをある程度読んでいると思いますが、そういう方にはあまり斬新な解釈は見いだせないかもしれません。後半に、ヘーゲルやガンジーのような著名人がギーターをどう読んだか、といった解説があり、ここは興味深く読めました。2018/09/05

chokujin

0
戦士アルジュナはなぜ神クリシュナに説得されて、再び親族と戦う戦争に立ち上がったのか。謎解きのように進む古典・思想の解説書である。面白い。その答えに、人の生き方に対する勇気をもらった。少なくとも、読後感は良い。ギーターそのものを何度かよまなくてはならないとも思ったし、その後、もう一度本書を読んでみたい。2012/01/21

Mayumi O

0
ギーターの各箇所への解釈なのかと思い、理解を深めるために読みました。少し想像とは違いました。「書物誕生」とあるように、いろいろな解釈が生まれてきた背景などが中心となっていて、ちょっと物足りなかったな。2011/11/09

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