内容説明
女性の政治・経済参画は先進国中で依然低く、男女賃金格差も突出する日本。女をあらかじめ劣位に置く権力―とくに雇用や社会政策など生活を決定する多様な権力の分析は、問題の発見と理論化、実証分析の蓄積へと、フェミニズムの運動/研究の両方の実践が切り開いた。その軌跡と現在の位置を指し示す格好の文献を紹介。
目次
女性の抵抗が世界を持続可能にする
1 労働と家父長制
2 公権力の作動する場
3 「女縁‐自治‐政治」の未来図
増補編1 ジェンダー雇用格差
増補編2 ジェンダー平等政策
増補編3 陥穽と抵抗
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948‐。東京大学大学院人文社会系研究科教授。社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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