内容説明
一語一語のことばと、それらが形成する見えないネットワーク。語彙は言語の「細胞」であり、時代・文化を素早く、鋭く映し出す。本書は意味、語構成、量的構造、文化などのカテゴリーと、語彙構造分析やパーツ化などの新たな手法・視点から、21世紀の日本語史を編むために必要な「語彙の歴史」を描く。
目次
第1章 語彙史研究と語彙的カテゴリー―その多様性と体系化
第2章 語彙史としての語構成史
第3章 意味から見た語彙史―“パーツ化”“名詞優位化”
第4章 漢語から見た語彙史
第5章 文体・位相から見た語彙史
第6章 計量語彙論から見た語彙史
第7章 文化から見た語彙史
著者等紹介
安部清哉[アベセイヤ]
学習院大学文学部教授
斎藤倫明[サイトウミチアキ]
東北大学大学院文学研究科教授
岡島昭浩[オカジマアキヒロ]
大阪大学大学院文学研究科准教授
半沢幹一[ハンザワカンイチ]
共立女子大学文芸学部教授
伊藤雅光[イトウマサミツ]
大正大学文学部教授
前田富祺[マエダトミヨシ]
大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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