出版社内容情報
古文で物語を書いてみましょう.この講義では『伊勢物語』などでおなじみの平安時代の物語をつくることに挑戦します.古文の表現法を実習すれば,古典との距離はぐっと縮まります.やればできます.めざせ,紫式部!
内容説明
古語辞典と高等学校までの文法知識とを駆使して、平安時代の物語表現を試みる。添削の実例に沿いながら、物語文学の特質を平易に解説。古典との距離を縮めるために「さらばつくれかし」。これまでにない実践的な入門書。
目次
1 つひにゆく道―物語のかたち
2 むかし男ありけり―物語の叙述1
3 つれづれなぐさむもの―実作集1
4 かきつばたといふ五文字を―物語のしかけ1
5 女の御心をやる物―物語の叙述2
6 このいつはりどもの中に―実作集2
7 ゆきのふるらむ―物語のしかけ2
8 日本紀などはただかたそばぞかし―実作集3
9 とぞ、本に―まとめにかえて
著者等紹介
出雲路修[イズモジオサム]
1948年石川県生まれ。1977年京都大学大学院博士課程単位取得。現在、龍谷大学文学部教授。専攻は古代・中世の日本文学
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