出版社内容情報
「妖怪」と聞いて、何を思い浮かべますか? 京の都からあなたの隣まで、姿を変え場所を変え、自然と社会のなかで生きる人間めざして、妖怪は何度でもやってきます。見つめて考え、調べてみたとき、姿を現すモノとはなんでしょう? 古い資料や絵から現代のアニメまで解き明かす、あなたの「妖怪観」を変えるオドロキの一冊。
内容説明
「妖怪」と聞いて、何を思い浮かべますか?京の都に、あなたの隣に、姿を変え場所を変え、何度でもやってくる怪しいモノたち。古い物語や絵、現代のアニメまで解き明かす、「妖怪観」が変わるオドロキの一冊。
目次
第1部 妖怪はどこからやってくるの?(はじめての妖怪/妖怪の目的は?;妖怪の対処方法、大祓とは;妖怪とは私たちの罪のことなのか? ほか)
第2部 きみの隣になにかがいる?(変化する妖怪の対処方法;徐々に近づく妖怪たち;祓われる妖怪たち/循環する妖怪 ほか)
第3部 人はなぜ妖怪をみるのか(時空の境界を歩む人々;時間と空間の境目とは;通過儀礼の恐怖/昔話の妖怪と子どもたち ほか)
著者等紹介
佐々木高弘[ササキタカヒロ]
1959年生まれ。風景や景観に表れる、人間と場所の深遠な関係を探るため、世界中を飛びまわるフィールドワーカー。専門は歴史・文化地理学。京都先端科学大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NBかえる同盟
5
年末に久々に訪れた大型書店で興奮して買いまくった本のうちの一冊。最近読書がエンタメ系に偏っていたので、少しは賢くなれそうな本も買おうと決めていたが、選んだのは中学生向けのシリーズ本だったところに、我が脳力の低下っぷりがよくあらわれている。京極さんなんかとは違った妖怪観にまた触れることができた。古典から最近のアニメまでを例として、わかりやすく論を進めていて 読みやすいのは、やはり中学生向け。難しすぎず、丁度よし。2023/01/01
ひろんこ
3
ん?何がいいたいのでしょう?結局、何?妖怪ウォッチみたいに世の中のあらゆることは妖怪のせいってこと?そんなバナナ(_Д_)もう…ちんぷんかんぷんでしたわ…思ってたんと違う(ヾ(´・ω・`)第2弾www2023/02/12
かんぴー
3
新刊をジャケ買い。高かったけど…。中学生向けなのでいろいろ簡単な言い回しで表現されていて、わかりやすい。前半は正直言ってへーそうなんだとしか思わなかったけど、後半はうわっ本当だ…と少し鳥肌が立った。やっぱり自分の知識と経験に繋がると内容が腹落ちするなー。表紙の「妖怪は道を伝ってやってくる」は本文を読んで納得。現代のアニメや漫画も出てくるから、中学生も興味を持って読めそう。面白かった!2021/08/11
アンナ
2
何となく抱いてきた今までの妖怪イメージが、輪郭を帯びてくる感じ。人間が作った道を通ってやってくる、そんなこと考えたこともなかったし、想像もしたことなかった。知らないから怖い。怖いから目を背ける。だから知らない。そうじゃなくて、しっかりと調べれば多くのことは原因や対処法が分かってくる。それがまさか、妖怪にまで当てはまるとは。あとは、研究の楽しさを思い出させてくれた。あ~、やっぱり院進しとけばよかったかな~!2022/10/08
そーすけ
2
332*境界にやってくる妖怪。2021/12/20
-
- 電子書籍
- 意図的なスキャンダル【タテヨミ】第7話…