出版社内容情報
西鶴『本朝二十不孝』の注釈をはじめ、文明開化と民間伝承、漱石と萬葉集などをテーマに、古典研究の側から近世・近代の文学に、幅広く独自の接近を試みた著者の論考を集成する。
内容説明
孝と不孝、文明開化と民間伝承、漱石と萬葉集などをテーマに、近世・近代の文学に、幅広く独自の接近を試み続けた著者の論考を集成。
目次
1 こころの諸相(自然観の祖型;「無常」について;「うつくしい肌」「うるわしい肌」 ほか)
2 孝と不孝(郭巨の母;董永と江革 ほか)
3 古典学と近代(文明開化と民間伝承;『高知見聞記』抄―仏国マッセなる者;漱石と萬葉集 ほか)