考古学と現代

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  • サイズ B6判/ページ数 385,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000271165
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0321

内容説明

考古学は過去を扱うだけではない。大昔に花の造形がないのはなぜか、数の捉え方はどうだったか、そして戦争の始まりは…。著者は、遺跡・遺物の発する現代へのメッセージを、わかりやすく、楽しく伝えつづけた。発掘現場での説明、博物館の展示法、県市史の記述など、いかに広く一般の市民に興味をもってもらうか、これからの考古学を熱く語る。

目次

1 現代へのメッセージ(大昔と現代;米と日本文化)
2 原始・古代史をめぐる論争(日本農耕起源論批判―『日本農耕文化の起源』をめぐって;エクアドルには渡らなかった縄紋土器;吉野ヶ里と三内丸山;騎馬民族征服王朝説への疑問―食用家畜に縁の薄い日本)
3 市民のための歴史(考古学からみた伊丹地方)
4 これからの考古学(考古学をやさしくしよう;考古学を楽しくしよう)

著者等紹介

佐原真[サハラマコト]
1932年、大阪に生まれる。幼稚園のとき土器片を拾ったことから考古学の道に。大阪外国語大学ドイツ語学科を経て、64年京都大学大学院博士課程修了。外国文献、関連諸学への広い視野をもつ。奈良国立文化財研究所勤務の後、国立歴史民俗博物館に移り、97~2001年、同館館長。考古学の知見を現代の生活に結びつけ、分かりやすく語り続けた。02年逝去

金関恕[カナセキヒロシ]
1927年生まれ。大阪府立弥生文化博物館館長

春成秀爾[ハルナリヒデジ]
1942年生まれ。国立歴史民俗博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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