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考古学への案内

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  • サイズ B6判/ページ数 314,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000271110
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0321

内容説明

土の中から姿をあらわす、大昔の人たちの生活のあと。これらの考古資料はいったい何を語るのか。分布や年代の考え方、文献史学や民俗学とのかかわりなど、考古学の方法をやさしく論じる。そして、モールス以降の日本近代考古学の歩みを概観、「古代への情熱」と科学的な目で追究した研究者たちの足跡を追う。考古学の未来を拓くユニークな案内書。

目次

日本文化を論じるために
1 考古学の方法(原始・古代の考古資料;考古学の年代;分布論;考古学と民俗学;文献資料と考古資料)
2 日本考古学の歩み(考古学史を語る;日本近代考古学の始まるころ―モールス、シーボルト、佐々木忠二郎資料に寄せて;モールスから坪井正五郎までの間;山内清男論)

著者等紹介

佐原真[サハラマコト]
1932年、大阪に生まれる。幼稚園のとき土器片を拾ったことから考古学の道に。大阪外国語大学ドイツ語学科を経て、64年京都大学大学院博士課程修了。外国文献、関連諸学への広い視野をもつ。奈良国立文化財研究所勤務の後、国立歴史民俗博物館に移り、97~2001年、同館館長。考古学の知見を現代の生活に結びつけ、分かりやすく語り続けた。02年逝去

金関恕[カナセキヒロシ]
1927年生まれ。大阪府立弥生文化博物館館長

春成秀爾[ハルナリヒデジ]
1942年生まれ。国立歴史民俗博物館教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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謙信公

9
考古学者でありながら、考古学の枠からはみ出すような多くの仕事を成し遂げた佐原氏の学問や思想をまとめたもの。資料論や年代論、分布論、文献史学や民俗学、関連科学との学際的な総合の学としての考古学を論じる。Ⅱ章で日本近代考古学の歩みを概観。佐原氏の文章は読みやすい。なぜか?『伊丹市史』編纂を手伝っていた若い女性の発言「先生、私が分からないということは、伊丹市民が分からないということです」に愕然とし、誰もが分かり興味を持つ歴史を語ろうと決心したという。弥生時代の鋳型・青銅器と焼夷弾とを間違えた失敗談は面白かった。2022/08/25

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