出版社内容情報
戦況の悪化に伴う出版活動の休止を経て、敗戦を「天譴」と捉えた茂雄は、どのような決意を抱いたのか。
内容説明
創業から三〇年を迎えた岩波書店は、戦況の悪化に伴う物資不足と言論統制のもとで、厳しい経営状況へと追い込まれる。一九四四年にはすべての雑誌が休刊となり、四五年半ば、その出版活動はほとんど休止状態となった。戦後の荒廃と混乱のなかで、敗戦を「天譴」と捉えた茂雄は、再出発にあたりどのような決意を抱いていたのか。
目次
1 戦時体制下の出版人 一九四二‐四四年
2 貴族院議員となる 一九四五年
3 「文化の配達夫」 一九四六年
4 年代不詳
著者等紹介
植田康夫[ウエダヤスオ]
1939年生。上智大学名誉教授。日本出版学会会長、日本マス・コミュニケーション学会理事などを歴任
紅野謙介[コウノケンスケ]
1956年生。日本近代文学専攻。日本大学文理学部教授
十重田裕一[トエダヒロカズ]
1964年生。日本近代文学専攻。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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