出版社内容情報
言論弾圧の風潮が高まり、学問の自由が脅かされる状況のなか、茂雄はどのような日々を過ごしていたのか。
内容説明
七ヶ月半にわたる欧米視察旅行から戻った岩波茂雄は、「武力日本」に対して「文化日本」の理念を掲げ、以前にも増して出版事業に邁進する。日中戦争開戦の翌年には、軍国主義化する時局を憂いながら、岩波新書を創刊する。言論弾圧の風潮が強まり、学問の自由が脅かされる状況のなか、茂雄はどのような日々を過ごしていたのか。
目次
1 科学の普及を目指して―一九三六‐三七年
2 日中戦争と岩波新書―一九三八‐三九年
3 「出版新体制」のなかで―一九四〇‐四一年
著者等紹介
植田康夫[ウエダヤスオ]
1939年生。上智大学名誉教授。日本出版学会会長、日本マス・コミュニケーション学会理事などを歴任
紅野謙介[コウノケンスケ]
1956年生。日本近代文学専攻。日本大学文理学部教授
十重田裕一[トエダヒロカズ]
1964年生。日本近代文学専攻。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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