内容説明
地球規模の気候変動から日常生活の細部にいたるまで、あらゆるレベルに環境危機の徴候を読み取るエコロジーの言説。近代が描く進歩の物語の破綻を告げるかに見える環境の危機に対してエコロジーが打ち鳴らす警鐘は、逆説的にも、科学知に基づいてすべてを地球環境問題に収斂させる「大きな物語」なのだ。新たなモダニズムの復活を論じる刺激的論考。
著者等紹介
マイアソン,ジョージ[マイアソン,ジョージ][Myerson,George]
ロンドン大学キングズ・カレッジ英文科助教授。文化理論
野田三貴[ノダミキ]
1971年生まれ。大阪市立大学大学院博士課程単位取得退学。大阪市立大学非常勤講師、同志社大学嘱託講師。イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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