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出版社内容情報
保革のねじれ、戦前・戦中の隠れた継承関係を抉りながら、「平和国家」像の源泉を辿る。
内容説明
「敗戦国日本は平和国家へと転換した」―いささか食傷するほど語られてきたこの常套句は、果たして本当にそうであったのか?戦後論壇を彩った名著から浮かび上がるのは、戦前のアジア主義の残滓が陰に陽に影響を及ぼしながら、帝国主義とアジア主義、冷戦構造、果ては世代の問題まで、さまざまな対立軸が織りなす、保守と革新の入り組んだタペストリーであった。平和の理想(革新勢力)と現実(保守勢力)との二項対立的な図式を超えて、21世紀の「平和国家」の拠って立つ地盤を模索するための、今なお新鮮さに満ちた13篇を収録。
目次
1 終戦から講和へ(国際民主生活の原理(一九四六年)
文化国家の理念(一九四六年)
三たび平和について(一九五〇年))
2 革新ナショナリズムの形成(二つの世界とアジアの課題(一九五一年)
世界史における現代のアジア(一九五五年)
革新ナショナリズム試論―新たな国民像を求めて(一九六〇年))
3 現実主義論争とその背景(中立日本の防衛構想―日米安保体制に代るもの(一九五九年)
現実主義者の平和論(一九六三年)
日本民族について(一九六四年)
憲法第九条をめぐる若干の考察(一九六五年))
4 変容する思想空間(東京裁判・戦争責任・戦後責任(一九八四年)
日本はみずからの来歴を語りうるか―「世界史の哲学」とその遺産(一九九〇年)
なぜ、平和のリアリズムか―『平和のリアリズム』序(二〇〇四年))
著者等紹介
酒井哲哉[サカイテツヤ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。日本政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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