出版社内容情報
文学を文学たらしめているものとは何か。自らの主たるフィールドを古代に置きつつも、文芸論的研究の広がりのなかで、文学の本質を問い続けた高木市之助。叙情と叙事の探究、自然・環境・風土をめぐる考察など、独自の構想から古代の文学像を捉えた。「文学の鬼」とまで称された、その生涯と学問的業績を時代のなかに描き出す。
内容説明
文学の本質を問い続けた「文学の鬼」。独自の構想から古代の文学像を捉え、文藝論的研究の広がりのなかで、文学の本質を問い続けた高木市之助。その生涯と学問的業績を時代のなかに描き出す。
目次
略伝
第1章 文藝の本質と研究(文藝の基本的性格;文藝の形とジャンル;研究とは何か)
第2章 叙事と抒情をめぐって(英雄時代と叙事詩;抒情詩とその問題;短歌を支える力 ほか)
第3章 自然・環境・風土(自然と環境;万葉の環境―清なるもの;「みやこ」の成立 ほか)
著者等紹介
高田祐彦[タカダヒロヒコ]
1959年生まれ。1988年東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、青山学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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